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私、会社を辞めたいんです
この年の暮れの忙しい時に、上司にとうとう言ってしまいました。
この歳で。
次も決めずに。
座って仕事が出来る貴重な事務職を、自ら辞めたいと。
私の人生において、今後もう二度と事務職には就かないでしょう。
決めたんです。
辞めたいんです。
でも貧乏に変わりはないのでまだ隠居はできません。
働かなくちゃ。
でも事務職は、辞めます。
これを人生最後の転職にするぞ!
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退職理由:年老いた母に、手がかかるようになって・・・
私が会社を辞める理由はいくつかあるのだけれど。
一番大きな理由は 平日の休みを確保するため。
現職は土日祝日がお休みです。
それは今まではとても魅力的な、譲れない勤務条件の一つでした。
でも今は、平日でないと片付かない用事が増えて来て、仕事を変えるしかないとハラをくくったわけです。
それは母のこと。
今はまだ、独り暮らしでもなんとかイケます。
私の出番は母が自分で出来ない買い物と大きな病院に行く時くらいですが。
これからはヘルプを必要とすることがどんどん増えるでしょう。
普段の買い物、かかりつけ医院への通院、部屋の掃除など、日常的な動きが何かとしんどくなっているので、そろそろ”介護認定”とやらを受けておいたほうが良いのかな、と思ってはいました。
年明け早々の母の手術が終わって落ち着いたら早速動こうと思います。
それにしても、母の用事をヘルプしようとすると、平日が良いんですよね。
まずは地域の「包括支援センター」への連絡。
担当者が決まるなら会いたいし、介護認定の申請、面接など、電話1本するにもすべて平日ですよね。
休日受付があったとしても、平日のほうが何かとスムースでしょう。
いずれにしても母のことではこれからどんどん平日休日を問わず動かねばならないことが常に起こり得ます。
だから巷でよく聞く家族の介護のために会社を辞める、というのはきっとこういうことがきっかけなんでしょうね。
まぁ、現職が平日の休みを取りやすいとか、有休が山ほどあるなら退職を急がなくても良いかもしれません。
でも、現職は非常に休みが取りにくい!
ムリして休んでも、休んだ分だけ仕事が溜まるので出勤した時に大変なことになる!
(てことは会社としても休まれたら困るんだと思うけど、ヒトもモノもあるもので何とかしようという会社ですからすべてがギリギリ、カツカツなの、改善される気配もないし。)
有休もそんなに多くありません。
自分のためだけに使うなら十分だけど、母のケアのために心置きなく使うほどの日数はないです。
二番目の理由は、今の事務職を続ける意味がない こと。
忙しい思いをしてコイツら(会社の人たち)のためにあくせく働いて、気兼ねして有休取って休み明けに大変な思いして、座りっぱなしで運動不足、太るし体力落ちるし、このまま続けて私が何か得るものがあるのか?
と考えた時に、限界を感じました。
現職が決まった時、どん底から少しだけ這い上がった程度の私はかなり疲れていました。
とてもとてもアクティブに動く気力がなく、今までのスキルの範囲で出来る仕事で座っていられて定時で帰れる仕事、これこそが求めていた仕事だったけれど。
事情が変わってきました。
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本当は、自分のために。 次に行くために退職します。
もろもろの事情はもちろん、運動不足というのも相当に危機感があります。
4年間座り続けて通勤は車。
ほとんど歩かない。
歩くのは週末のウチの買い出し、10分程度歩く、それだけ。
この歳になって、運動不足と体力低下はかなりマズイと感じます。
自分の体力維持、健康維持は家族のためでもあるのに。
毎日毎日本当に忙しいわりに運動量はわずか。
ことさらウォーキングやジョギングなどの時間を作るスキマもない。
スポーツジムなんか行く時間もなければお金もないし。
それに、事務職を続けていて、これからの自分に役に立つことってあるのかな?
文字を書くスピードが速い、くらいかな?
若いころならいざ知らず、人生の残り時間がどんどん減ってゆくこの歳で事務をしてるって、サボって生きてる気がしてたまらなくなってきた。
この、滅私奉公とも言える「会社員」の時間を他のことに使わなければ!
焦りにも似た気持ちがムクムクと湧いてきたんですよね。
体力は減退し、よそで活かせる技能もなく、ブログネタもなく、変化の乏しい毎日。
その先にある私の老後はどうなるの??
母のことよりなにより、ひょっとしたらこのことのほうがよほど重要かもしれない。
そう思うと、もう一刻も早く次に行かなきゃ! と思ったわけです。
他にも辞めたい理由を挙げれば、まぁこまごまとたくさんあります。
でもそれらはきっと、辞めたいからこじつけている言い訳。
何より怖いのは、このままただ衰えてゆくこと。
現職を失うリスクよりも大きな人生のリスクです。
私の人生、何歳まで生きるのか、あと何年残っているのかわからないけれど。
今でも心の奥底に死にたい願望を抱えながら、それでも母と夫より先に逝くわけにいかない。
(生きるって大変。失敗ばかりの人生だから前に進めないの? に書きました。)
どうせ生きなきゃならないのなら、「元気な私」を取り戻してせめて何かひとつ成し遂げたいと、そう思うのです。
まだ動ける、まだ挑戦できる今のうちに、何かを始めなければならない。
事務職は次に進むためのリハビリだったんだ。
それはきっととても良いリハビリになって、ようやく(母のことで必要に迫られて)動くべき時が来たのだと思ったのです。
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